先制ゴールの大谷(7番)を祝福する細貝。87分から途中出場し、7年振りのJリーグ復帰を果たした。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

[J1リーグ5節]広島0-2柏/4月1日/Eスタ
 
 開幕から1分け3敗と波に乗り切れない広島は、工藤壮人が古巣相手にスタメン出場。一方柏は、3月24日にシュツットガルト(ドイツ・ブンデスリーガ2部)からJリーグへ電撃復帰を果たした細貝萌がベンチ入りした。
 

 試合が動いたのは開始24秒。広島GK林卓人のクリアボールを拾ったディエゴ・オリヴェイラから大谷秀和へ。大谷が右足でふわりと浮かせたシュートが見事にゴールネットを揺らした。主将のビューティフルゴールが決まり、早くもレイソルが先制する。
 
 追いつきたい広島は5分、抜け出した工藤がシュートを放つもGK中村航輔がセーブ。12分に再び工藤がヘディングで狙うがキーパー中村のセーブに遭う。25分に相手DFを振り切ったフェリペ・シウバのミドルシュートも枠を捉えることができない。
 
 その後広島は、柏の前線からの激しいプレッシングの前に、なかなかチャンスを作らせてもらえず。前半は柏が1点をリードして折り返す。
 
 後半に入り54分、センターサークル付近で広島ボールをカットした柏がカウンター攻撃。ドリブルで持ち込んだD・オリヴェイラのシュートはGK林の真正面、チャンスを生かせない。一方広島は62分、左サイドからカットインした清水航平が決定的なシュートを放つも中村が外へ弾き出す。
 
 74分中盤でボールを奪った柏は、大谷のパスに抜け出した途中出場の伊東純也が、GK林にペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これをD・オリヴェイラがきっちりと沈め、リードを2点に広げる。
 
 87分柏は中川寛斗に代え、細貝をピッチに送り出す。浦和レッズに所属していた2010年以来、7年ぶりのJリーグ復帰戦となった。
 
 試合は2-0のまま終了。柏は集中力を切らさずアウェーで勝点3をゲット。一方敗れた広島は、まさかの4連敗で、今季いまだ勝利がない。過去5シーズンで3度優勝のチームが不振にあえいでいる。

【広島 0-2 柏 PHOTO】大谷が電光石火の先制弾! ホームの広島は泥沼の4連敗…