ザルツブルクFW南野拓実(22)が、リーグ最終節のアルタッハ戦にフル出場した。得点はできなかったが、今季リーグ戦で21試合(通算1143分)に出場し、11得点と持ち前の決定力を見せつけた。試合後にシーズンを振り返った。(取材・中野吉之伴通信員)

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 -今日の試合は?

 「今日の試合は点取りたかったんですけど、まあ取れなくて、悔しいというのが正直なところですけど。まぁまだカップ戦(6月2日、オーストリア杯決勝ラピッド・ウィーン戦)があるんで、しっかりそれに切り替えてやっていければなと思います」

 -今日1点取れていたらチーム内最多得点タイでしたが、意識はしてましたか?

 「そうっすね、もちろん意識してましたし。だからそれが、ちょっと心残り、ではあるんですけど。まだカップ戦があるんで、そこで切り替えて必死にやっていきたいと思います」

 -カップ戦はまだ残っている段階ですが、去年までの優勝と比べて今シーズン何か違った点はあったでしょうか?

 「あのー、今シーズンが一番出場時間が短いのかな…。でもその中で自分として、しっかりやるべきことをしっかり積み重ねて結果を出すというところは意識していたし。それは自分の中で手ごたえ感じているところはあったんで、そこは良かったんですけど。もっとコンスタントに試合に出てないと、A代表とかそういうところにつながっていかないと思うので。そこは自分の課題でもありますね。それを感じたシーズンでした」

 -その課題を克服して出場機会を増やすために必要なことについてはどう考えていますか?

 「もっとボールに関わるのと、攻撃の起点になることと、あとは結果ですね。今日こういう試合でしっかりゴールするのが大事なってくるのを、この試合だけじゃなくて、今までチャンスをもらったときにそれをできていることもあったし、それができないこともあったので。そこをもう一つ自分がレベルアップする、スタメンをとるために重要なことなのかなと思います」