ACLラウンド16第2戦・浦和レッズ × 済州ユナイテッド/5月31日19:30/埼玉スタジアム2002/ スタメン予想/ 出場停止=なし

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[ACL ラウンド16 第2戦] 浦和レッズ - 済州ユナイテッド
2017年5月31日19時30分/埼玉スタジアム2002 

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦、浦和-済州の第2戦が、5月31日午後7時30分から埼玉スタジアムで行なわれる。アウェーでの第1戦を0-2で落とした浦和がベスト8に進むためには、無失点に抑えたうえ、最低2ゴールが必要だ。

 2-2に持ち込めれば「延長戦」→「PK戦」。90分内に3点以上を奪えれば、文句なしで「逆転勝利」となる。
 
 ただし、済州に1点奪われると、アウェーゴールルール(同スコアの場合、アウェーゴールが2点扱い)により、浦和は90分間で4点が必要になる。さらに追加点を決められれば、同様に(5-2、6-3など)3点差以上での勝利が必須だ。
 
 試合2日前の29日の練習では、主力組の前線に興梠、李、武藤のKLMが入って、軽快なコンビネーションを披露。ペトロヴィッチ監督が動き出しの質を高め、パスコースを増やすことを選手たちに要求していた。さらにFWのオナイウも多くのチャンスとゴールに絡み、好調ぶりを示していた。また、負傷によりこの日も別メニュー調整だったラファエル・シルバが、練習後にペトロヴィッチ監督と時間をかけて話し合う姿も見られた。

  浦和は週末にリーグ戦で首位の柏との“大一番”を控えている。中3日で重要な2試合を戦うため、コンディションを上げつつあるラファエル・シルバの起用法にも注目が集まる。

 ただし、ペトロヴィッチ監督は試合前日の公式記者会見で、R・シルバの状態について、「今回の試合は難しい」と欠場を示唆。柏戦に向けて、再び調整することになりそうだ。

 また、試合展開によっては、同点のまま延長やPK戦に持ち込むのか、3点目さらには4点目を狙いに行くのか、そのあたりのチーム内の意思統一も重要なポイントになる。

 武藤は「まずは2点取ること。もちろん時間帯なども関係するが、そういった展開であればウチに勢いが来ているということ。カウンターをケアしながら、3点目を狙いに行くと思う」と説明。「1点取れればチャンスが広まる。(2点差は)諦めるような数字ではない」と力強く語った。
 
 一方、済州はクラブ史上初のACLベスト16入り。Kリーグでは今季7勝2分3敗の勝点23で2位。ただし首位の全北現代(勝点25)よりも消化試合が1戦少ない。 今回もしっかり守備を固めながら、第1戦で2点を奪った精度の高い鋭利なカウンターを狙ってきそうだ。

取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)