バルサ新監督は「とてもシャイ」 戦術面では「適応力に優れる」とスペイン紙分析

かつて日本代表監督候補にも挙がったバルベルデ氏の就任が決定

 バルセロナは来シーズンからの新監督に、エルネスト・バルベルデ監督の就任を発表した。過去には日本代表の監督候補に挙がったこともある指導者は世界屈指のクラブの指揮官を務めることになるが、彼の自伝を記した著者によると「とてもシャイな人物だ」という。

 スペイン紙「スポルト」の取材に応じたのは「メディオ・ティエンポ(スペイン語でハーフタイムの意味)」というバルベルデの本の著者であるベルナルド・アトチャガ氏だ。同氏によると彼は一人でいることを好み、現役時代はアウェー、ホームゲームでも集中するために姿を消すことが多かった。またエスパニョール時代にはカメラを手にして、写真を収めていたという。

 アラベス、エスパニョールを経てバルサの一員となったバルベルデはチーム在籍期間こそ短かったものの、クラシカルなウインガーとして知られた。その後移籍したアスレチック・ビルバオで引退後に指導者としての道を歩み、エスパニョール、ビジャレアル、オリンピアコス、バレンシアなどの監督を歴任した。

 その指導スタイルは性格同様、「決して過激ではなく、適応力に優れている」タイプのようだ。エスパニョールで監督を務めた頃には「ポゼッションで勝てないかもしれないが、チャンスがある」と堅守速攻をベースにした。

 

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